【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
その中でも、一際目立つ子が1人...。
さり気なく目を逸らす。
「じゃ、じゃあ佐山さんはあの席で」
人差し指で私の席を示す。
席と席の間を歩き、自分の机へ目指す。
自分の机へ着き、ドカッと鞄を置き椅子に腰掛ける。
「お前、さっき目逸らしただろ」
初めてこのクラスに入ったのに、馴れ馴れしく話しかけるのは......
はい。 玲王です。
切れ長の瞳でじっと睨んでくる。
なんでよりによって、隣が玲王なのよっ!
佐々木先生を睨む。
すると、佐々木先生はビクッと体を揺らした。
睨んだことに、気づいたんだ。