【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
がっくりと肩を落としていたら、
「もしかして...、更衣室の場所分からない??」
と声を掛けられた。
声を掛けてくれた彼女は、
サラサラの真っ直ぐで、美しい黒髪。
雪のような肌に、パッチリとした二重の瞳。
クール系美少女...。
そんな言葉がよく似合う程、彼女の纏っているオーラが違った。
まじまじと見ていた私に、疑問を持ったのか彼女は首を傾げた。
あっ、聞かれてたんだった...。
「うん...、良かったら教えてくれないかな?」
控えめに聞くと、彼女は満面の笑みで頷いてくれた。
「もちろん。私は、上野真央。よろしくね」
クールに美しく微笑む真央。
この間見た雑誌に、真央が載っていた気がする。
これだけ大人っぽいんだもん。