【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
授業が終わり、急いで事務所へ行く。
この前行った部屋へ行くと、そこには同じ顔をした2人が口論していた。
「だから、ここはx²+15x+54だって!」
「だから、なんでそーなんだよ?!」
机にノートを広げ、シャーペンを持っている郁斗。
そして、眉を寄せ不機嫌そうな陽斗。
この様子から見ると、
勉強を教えている陽斗だけど、
郁斗の理解力の悪さに苛ついている、のかな?
でも、このまま放っておくとケンカになりそう......。
私は意を決して、話しかけることにした。