【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
ハァと2人に呆れる。
すると郁斗は
「ねぇ、マネージャー。数学教えて?」
「マネージャーだもんね。それに中学生の問題なんて簡単でしょ?」
試すように、少し上目遣いで尋ねる郁斗。
ただでさえ可愛い顔してて、
SHOOTが大好きな私にとっては...
「で、ここの答えは何?」
引き受けるしかない。
よく見ると、
郁斗のノートには、カラフルな色で文字が書かれていた。
「郁斗ってこんな可愛い字書くの?」
私が指した文字は、どう見ても女の子の字っぽかった。
「あー、これ。
俺芸能界に入ってからまともに授業受けられなくて、クラスの女子にノート写してもらってんの」