【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
俺は食べ終え、ふいに楓を見るとまだちびちびと食べていた。
なんか、ほんと妹みてえ。
思わず頬がゆるむ。
楓の顔にアイスに乗っていたクリームが付いていることに気づき。
「...付いてる」
楓の顔に付いているクリームを指で取った。
すると、楓の顔はストロベリーアイスに負けないくらい赤くなった。
「っ!」
ばっ、と楓は俺に体ごと背を向けた。
恥ずかしかったのか?
でも、何で恥ずかしがるのかが俺には分からない。
いつも杏花や、琉生が飯食ったあとには何か顔につけてたから、思わず取っただけなのに......。
よく分かんねえや。
そして、楓も食べ終えたようで「ごちそうさまでした」と小さく言った。