【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~
「楓、今日一緒に勉強しない?」
真央に誘われるが...
「ごめんっ、今日CM撮影なんだ...」
手を合わせて謝る。
「そっか...、SHOOTは大人気だもんね!」
真央は手を振って、「じゃっ、また明日ね~♪」と言い教室を出た。
マネージャーじゃなかったら、真央と勉強出来るんだけどなぁ......。
「今、マネージャーじゃなければ上野と一緒に居られる、とか考えなかったか?」
玲王が私の方を見て言う。
す、鋭い......。
心を読む能力でもあるのかな...。
フワァと欠伸をして、「そろそろ行くか」と鞄を持って教室を出ようとする。
「凌、いつまでも範囲表見てんじゃねーよ」
玲王に言われ、凌は急いで鞄の中に押し込み、席を離れる。