【完】アイドルとの秘密な関係!?
あたしは空を撮るのが大好き。
だからよくケータイのカメラで空を撮る。
今日もいつものようにケータイを片手に屋上へ。
このときからあたし達の運命は動き始めていた。
ギィィと重たい扉を開ける。
真っ青で綺麗な空。
あたしはそれをパシャッと撮る。
あれ、誰かいる?
いつもはいないのに…。
あれ?どこかで見た気が…あ、分った。
でもありえない、こんな普通の学校にいるはずない。
そう思っているのにあたし小さな声をだした。
「もしかして…高宮紫音?」
その男の子はガバッと起きあがった。
『…え?』
「あなた…高宮紫音だよね??」
『な、なんで??俺、高宮紫音じゃねぇよ?よく見てみなよ。』
そう言われ、あたしは彼をよく見る。
「うん。やっぱり。」
『ね?勘違いでしょ?』
「高宮紫音だ。」
見間違えるはずがない。
あたしの愛しの人。
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