【完】アイドルとの秘密な関係!?

バイバイ

ギィィと重たい扉が開く。
いつもならこの音は紫音に会えるという合図みたいなもので、嬉しかった。
でも…今は嫌だ。
この音がすっごく耳触りだ。
「話しって…なに?」
しらじらしい…。
分ってるのに。
『あの…さ。俺、すっげぇ最低な男なんだ。こんな男…やめたほうがいい。』
なにその言い訳みたいなの…。
「はっきり言ってよ。元カノとよりもどすんでしょ?」
『…ごめん。』
「…紫音は、少しでもあたしのこと好きだった?」
『好きだったよ。』
「それだけで…十分だよ。あたし紫音のこと、優のこと忘れるから。今までありがとう。好きだけど…バイバイ…小嶋くん。」
そしてギィィと扉が閉まった。
バイバイ高宮紫音、あたしの好きな人。
あたしはあなたへの思いを封印します。

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