【完】アイドルとの秘密な関係!?
運命

大切な人

『真由香。』
「紫音!」
『待った?』
「今来たとこだよ。」
『どっか入ろうか。』
「うん♪」
俺たちは喫茶店に入り、今までの埋め合わせをするように長い時間談笑した。
『暗くなってきたし、送るよ。』
「ありがとう。」
真由香はいきなり俺に抱きついた。
『真由香?…っ!』
真由香は自らキスをしてきた。
そのとき、ボトッと音がした。
『えり…こ。』
「あ…邪魔して…ごめんなさい。こ、小嶋くん。これ、先生から預かったの。はい。」
『あ、あぁ。ありがとう』
俺が手渡されたのは一冊のノート。
「じゃぁ…」
『気を付けて。』
絵梨子のあんなにも悲しい顔。
あんな顔にしたのは俺。
最低だ…。
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