【完】アイドルとの秘密な関係！？

side絵梨子


紫音から待っててと言われ、○×公園で待っているあたし。
一体なんなんだろう…？
あたしのことうざいんでしょう？
だったら…期待させるようなこと言わないでよ…。
こんなことを思っているのに髪型やメイクを直しているあたし。
「こりないなぁ…」
傷付けられたのにまだ紫音のことを想っているあたしってバカなのかな？
「遅いなぁ…」
ケータイを出した瞬間…紫音とお揃いのストラップが落ちた。
「え…」
今までどんな衝撃にも絶えたこのストラップがこんなにも簡単に壊れるなんて…。
胸騒ぎがした。
その時…知らない電話番号から電話がきた。
「も、もしもし…？」
「あ、絵梨子ちゃん！！？？」
この声は…
「紫音の…マネージャーさん？」
「うん！お、落ちついて聞いてね？…紫音が…」
全身の血の気が引いたのが分った。
あたしは無我夢中に病院へ。
「紫音が事故にあった…」
紫音が？？
事故？
どうして！
紫音…無事でいて…！！