嫌いなあいつは婚約者



そして、松田が帰ってきたのは夕飯を食べ終わって3時間後。9時すぎだった。






「ただいま」


「由紀、遅かったわね。今日も部活の人たちと食べてきたの??」

「あぁ」





リビングなんて見ずにスタスタと自室に戻る松田。
焦った私は急いで松田を追いかけた。






「松田ぁっ!!」


「うぉっ!!…っ、なんでおまえがうちにいんだよ!?」


「交渉しに☆」


「は?」











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