嫌いなあいつは婚約者
朝のあの手紙のせいで、学校が憂鬱になる。
パーティー…嫌いなんだよなぁ。
あの、ちやほやとしてくる周りの目。
あの目が苦手だ。
どう見ても、あたしに取り入ろうとしている。
深いため息をついたとき、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「おはよっ、瑠璃!」
「っ!おはよう水菜っ!!」
水菜とたわいもないことを喋ってるうちに、元気になってきた。
よしっ!
この勢いでパーティーもちゃちゃっと終わらせてやる!!
と、私は一人意気込んだ。
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