嫌いなあいつは婚約者
「あの、松田と付き合ってて…近々結婚するのは知ってます。でも、その…ずっと好きでした!それだけ伝えたくて……っ!」
そう言って駆けていく見知らぬ男子。
目が点になっていると、それをきっかけに次から次へとそういう男子が現れは消えていく。
そんな様子を隣でニヤニヤと見てくる水菜に助けを求めていると、その助けは以外なところからやってきた。
「別に、伝えても結果は変わんないから。」
そう、私と男子たちの間に立った松田。
そんな松田に、男子たちは怖じけづいて去っていった。
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