嫌いなあいつは婚約者


そう言って「次はこれね!」という水菜からドレスを受け取ると、着替えるのを手伝ってくれた。




そして、そのドレスが着替え終わり、準備が完了したとき、水菜は私から少し離れてジロジロと観察した。


「うん、似合う!さすが夫が選んだだけのことはある!」


「おっ…!//」



「照れない照れない!」


そう言って笑う水菜に、私は耐え切れずに涙を零した。










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