嫌いなあいつは婚約者


「父さ…」


「行くぞ。」





そう言って、有無を言わさず私をエスコートしていく。両側から祝福されつつ、長く赤い道を歩いて行くと、目の前に大きな扉が現れた。




その扉が少しずつ開いていく。









そして見えたのは、私を待っている白い服を身に纏った松田だった。











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