嫌いなあいつは婚約者


松田について歩くこと数分。


着いたのは、なんの変哲もない広場だった。




「ここで待ってて。」


そう言って、どこかに行ってしまった松田。
待っててって言われても…



言われた通りにぼーっと待っていると、ピタッと熱い何かが頬に触れた。




「っ!」

慌てて距離を取ると、そこにはニヤニヤしてる松田がいて、そのまま私の方に来ると、自販で買ったのか暖かいお茶をくれた。











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