嫌いなあいつは婚約者
「ちょっ、何!?」
「……メリークリスマス。」
少し照れたように言う松田。
えっ?と聞き返そうとしたとき、私の視界にはさっきまでなかった綺麗なイルミネーションが輝いていた。
「うわぁ、綺麗……」
その華やかな光景に目を奪われる。
少し経って、私たちのようにイルミネーションを見ていた人たちが動き出した。
それに合わせて、私も松田を向いて言った。
「松田、ありがと!」
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