嫌いなあいつは婚約者
振り返ると、そこには小1くらいの女の子と、小3くらいの男の子がいた。
「うん、迷子になっちゃったんだ…。」
「それなら俺が案内してやるよっ!!」
「ほんとに!?ありがとうっ!!」
年下の子に案内されるのは年上として少し恥ずかしいけど…
と考えながら、その子たちと手を繋いで歩きだした。
「お姉ちゃん、名前なんて言うの??」
「瑠璃って名前だよ。」
「わぁっ!可愛い名前だなぁ!!」
宝石みたい!と目を輝かせる女の子。
その目がキラキラくりくりで、すっごく可愛いかった。
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