嫌いなあいつは婚約者
暗ーい帰り道。
この学校は必ず部活に入らなきゃいけないらしくって、先生にいろいろ規則を言われてた。
んで、気付いたら結構遅い時間になってたって訳で。
少しビクビクしながら暗い路地を歩いていると、後ろから足音が響いて近付いてきた。
怖っ…と思って早歩きをしても、何故かその足音は私のペースと同じくらい早くなる。
心臓がドクドクと鳴る中、後ろに意識を集中させて角を曲がると、ドンッと誰かにぶつかった。
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