ラブ・アタック!
03.彼の余裕
学校に着いて
あたしは沙菜に全てを話した。
「そんなに嫌なら
付き合わなくて良いよ(怒)」
あたしは結構
怒っていた……。
だって
まだキスもしてないんだよ?
あたしたちって
結構
純粋な恋をしてる方なのに
手を繋ぐのも嫌って…
付き合う以前に
あたしを好きなの?
「李久も意外と鈍感なのね」
「ふぇ?何がよ!!!」
あたしは
とてつもなく敏感な方です。
そんな風に言うと
沙菜は大きく溜め息をついて
「自覚なしかι」と
呟いた。