ラブ・アタック!
あたしは
ボロボロ泣いていた。
あんなに泣くのは
嫌だったのに…………
「り…李久?」
あたしの泣き顔をみて
駿介は
なにげ焦っていた。
やっぱり……
困るよね?
でも止まんないよ。
「いつだって そうだよ」
「え?」
「学校ではあたしと
仲良くしてくれないのに
女の子と話してる時は
笑ってるから……」
きっと
ううん、絶対に
あたしの“好き”は
いつだって
駿介の“好き”より
大きくて……
駿介は
あたしの事
そこまで想ってないんだ