ラブ・アタック!
02.喧嘩
休み時間。
あたしは駿介の元へ
行った。
「……駿介」
「な、なに?」
また蹴られると思ったのか
駿介は
少し身構えた。
「えと……
さっきは、ごめんね」
あたしが謝ると
駿介は目を丸くして驚いた。
そして
「あぁ-大丈夫」
流すように
そう言った……。
駿介に笑顔はなかった。
あたしが離れて
沙菜の所へ行くと
駿介の周りにいた男子と
また
仲良さそうに話している。