キマイラ
ベッドを整えると、愛澤さんはベッドに乗り、寝転がる。
「……布団かけないの?」
『暑いからいい……』
なんかいつもより会話がスムーズで嬉しいんですけど。
でも女の子が寝てるところ、俺がこうやって見ているのはちょっとヤバい気がする……。
愛澤さんと話したいけど、ここは体調を考え、寝かせてあげるのが一番だ。
そう、決して俺がこのまま状態だとやましい想像広げてしまうとか、そういうのじゃない!
紳士の春樹様だぞ!
「じ、じゃあ、俺体育戻るね?」
そう言ってカーテンを閉めようとしたが、
『聞かないの?』
彼女の言葉に手を止めた。