はんなり小町
(どんな人達がいるんだろ〜)
教室のドアを開けようと前にいくと
ガヤガヤと
うるさい声が聞こえてきた
ガラッ…
「………。」
目の前に
黒髪の爽やか少年がいた
「おはよ!
俺、滝川 浹
よろしく」
165㎝の私を見下ろしながら会釈をしてニコッと笑った
目は優しそうな垂れ目で
肌は健康的な色をしていた
(名前も爽やかそのものじゃん…)
「私、佐藤 小町
よろしくね」
いつもの愛想笑いで
軽く会釈した