sweet love
 「えっと、ごめんごめん」

 何とも可愛らしい悠羽の笑顔にときめきを覚えた。

 「早く空夜も来いよ」

 EがAを呼んだ。

 Aは空夜か。

 よしメモメモ。

 「んだよ」

 「六人そろわなきゃ話ができねぇだろ?」

 優しそうだけどやっぱ男らしい話し方なんだなEは。

 一人で性格をメモっていた。

 「俺は、こんなメガネのブスの地味野郎に仕える気はねぇぞ」

 う゛…。

 結構胸にぐさりと来た。

 「お前!」

 Eが空夜を叩いた。

 「いてぇだろーが!」

 てか、この人たちは執事になる気はさらさらないとみた。

 「あなたたち一体何をしてるの!」

 神山家の母登場。

 「こんにちはッ」

 私は頭を下げた。

 「こんにちは、璃音ちゃん」

 ニコっと笑って私たちの元へきた。

 「で…。あなたたちは何をしてるのかしら」

 神山五人兄弟をみた。

 「え、、えっと」

 「家では敬語。璃音ちゃんとは、執事とお嬢様の関係なんだからしっかりしなさい。

 それと、空夜あんた璃音ちゃんに謝りなさいよ」

 空夜を睨んだ。

 「奈桜は、この子達を頼むわよ」

 Eは、奈桜と。

 またメモをした。

 「はい、お母様」

 「じゃぁまたね璃音ちゃん」

 神山母は部屋を出て行った。

 
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