sweet love
 「空夜は、私が嫌いなんでしょ?

 だったらほっといて」

 部屋を出ようとすると腕をつかまれた。

 「放して!」

 抵抗するのに全然びくともしない。

 「お前、男から逃げれると思ってんの?」

 悪戯な笑みを浮かべて私を見つめる。

 「キャッ」

 私は、今空夜に担がれた状態で宙を浮いている。

 「ちょ、ちょっと!」

 私は、足をジタバタさせた。

 「落とすぞ」

 「え゛、それは嫌ぁ」

 背中のシャツを握った。

 ストン。

 降ろされたのは、ベッドの上!?

 「んで、何されたわけ?」

 空夜意外にかっこいい…。

 なんて考えてる場合か!

 「だからなにも…」

 「嘘ついたら俺食べちゃうよ」

 た、たっ、食べる!?

 「ほら早く」

 どんどん顔が近くなる。

 「額に、、キス、、された」

 顔を赤くしながら言った。

 「額…」

 急に吹き出した。

 「な、なに!?」

 「いや、悠羽もまだガキだな」

 次の瞬間、顎を持ち上げられて唇にやわらかいものが触れた。

 い、、今、、、。

 「んッ」

 声が漏れる。

 
 


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