sweet love
 「お前…」

 何言うの?

 「ズルいぞ!」

 は…はぁ!?

 私の下着見て何がズルいっていうの?

 恥ずかしさが込み上げてくる。

 「璃音お嬢様…俺にも」

 陸玖が見つめる。

 「ほぇ?」

 真っ赤な頬をさらに染める。

 「バカ!」

 「痛っ」

 悠羽が陸玖を殴った。

 「その話は…終わりにしろ…」

 龍の一声のおかげでその話は終わった。

 朝からこんなのじゃ心臓持たないよぉ…。




 「璃音ちゃんこっちこっちぃ」

 同じグループの人たちに呼ばれた。

 私のグループはBグループ。

 女子が、私・秋奈(アキナ)さん・千優(チヒロ)さん・彩月(サツキ)さん・優花(ユウカ)さん・汐音(シオン)さん。

 男子が、空夜・悠羽・陸玖・龍・奈桜・涼雅(リョウガ)君。

 皆親切で私を仲間に入れてくれた。

 「バス誰と乗る?」

 秋奈さんに聞かれた。

 バス…。

 「陸玖君!一緒に乗ろ?」

 千優さんが陸玖に聞いた。

 千優さんは、すごく可愛くて活発な子。

 「え?」

 急で驚いていた。

 「璃音は俺とだよな?」

 後ろに突如現れた空夜が言った。

 

 
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