sweet love
 ホテルに着いた。

 「今から自由行動です」

 先生の合図とともにみんなが動き出した。

 「部屋に荷物置いてくるね?」

 私は五人に言って、千優さんたちと部屋に行った。

 「わぁ~結構広いね~」

 秋奈さんがベッドにダイブした。

 「ホント…綺麗な部屋だわ…」

 汐音さんが部屋を見渡しながら言った。

 「ねぇ」

 彩月さんと千優さんが私の目の前に立った。

 「はい…?」

 彩月さんは睨まれたトキから凄く怖い。

 「あなたってイケ神のなに?」

 「な…なに?」

 「こんなに地味で可愛くもない人がイケ神に相手にされるわけないじゃない。ねぇ何したの?」

 「やめなさいよ…みっともない」

 汐音さんが止めに入ってくれた。

 「汐音だって龍さんが好きなんでしょ?」

 やっぱイケ神ってすごい人気なんだ…。

 「そ、そうだけど…」

 頬が染まる。

 可愛い…。私なんか不釣り合いだよ…。

 「ほら、三人とも!困ってるじゃん!」

 秋奈さん…。

 「もう苛めちゃだめだよ?」

 三人を順番に見つめる。

 「ふん」

 三人とも私のこと嫌いかな…。

 私は、居づらくなって部屋を出た。
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