意地悪な君が好き
面倒くさいなぁーと思って10分がたち、やっと入学式が始まった。


はぁ、校長先生の話しすごく長い!!


私はふと、彩芽を見た──。


げっ!


さすが彩芽!!

校長先生の目をピシッと見てあくび一つしないで、しっかり聞いていた。


はぁ、これからどんな高校生活が始まるんだろう?


中学生時代はあっという間に過ぎてしまった。

そればかりかに、恋さえ出来なかった。

まぁあの頃の私は部活一筋だったからね!


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『えー、これで第三七回、入学式を終わります。
みなさん、各自教室に移動してください』


ふ~…、やっと終わったぁ!

軽く背伸びをした。


「美紅帰るよ?」

「あ、うん」




この桜の舞散る今、私の高校生活がSTARTした。



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