意地悪な君が好き
何時だろうと時計を見たら、2時50分だった。

学園祭1日目の終了時間は4時…

あと約1時間…



『秦たちと周ってきたら?
俺といても楽しくないだろ…?』



と、目を閉じながら言った。


「私はここにいるよ!
咲弥といて楽しいもん!」


だって咲弥が私を一番知ってる。

怖がりって事

料理が下手な所とか…



『良かった…』



それを聞き、恥ずかしくなって、窓を向いた。

恋ってこんなにドキドキするの?

ちょっとした事だけなのに…



『一回しか言わないから、よく聴いて…』



窓から目をそらし、咲弥の方に向いた。





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