意地悪な君が好き
静かな保健室に響いた咲弥の声…
私が…好き!?
こ、これって告白?
へん…じ、しなきゃいけない…んだよね。
「私も咲弥が好き!!」
これで良かったのかな。
告白なんてした事も、された事もなかったから。
でも、これって、私の恋叶ったんだよね!
『本当?』
「うん!」
咲弥が少し笑った気がする。
『付き合ってくれるか?』
ベッドから起き上がり、私の前に立って、真っ直ぐ私の目を見て言ってくれた。
「喜んで!!」