意地悪な君が好き


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手を握られたまま歩いて行く咲弥。



「どこ行くの?」


『秘密』



教えてくれないか…



「うわ!」



いきなり目を手で隠された。


何も見えない真っ暗だ。



『目、閉じてて』


「わかった」



パッと、手を目からどけ、それと同時に目を閉じた。


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