意地悪な君が好き


「綺麗…」



辺りには螢の光が沢山広がっていた──


そらには沢山の星が輝いている。


素敵──



『これを美紅と2人で見たかったんだ』



咲弥は星空を見上げた。


それがだんだんぼやけてきた…


そして目から涙が一粒流れ落ちた。


こんなに私を思ってくれてたんだね。


嬉しいよ、嬉しすぎる。


私は咲弥に気づかれないように涙をふいた。


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