意地悪な君が好き
ショッピング
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《ピピピピッピピピピ…》
部屋中に煩い目覚まし時計が鳴り響く──
うっすら目を開けると窓の外には青空が広がっていた。
私は携帯を見た。
「あっ、今日彩芽とショッピング行くんだった」
これが彩芽と2人の最後の時間なのかな。
寂しいよ──
彩芽はどんな時でも一緒に居てくれたよね。
すごく心強くて大好きだった。
メールにはこう書かれていた。
[1時に美紅、迎えに行くね!
いつも以上におしゃれしてきてね(^O^)]
えっ!!
おしゃれなんて最近してない。
髪だっていつもブラシするだけだし。
やっぱメイクしたりするの?
今の私超テンパってる。