意地悪な君が好き
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「おっ、来た来た」
少し向こうで彩芽たちが手を振っている。
もう4時だから。
彩芽達も良いデートできたかなぁ?
秦、楽しそうな顔いつもしてるからわかんないよ。
きっと幸せなんだね。
うらやましいな。
そんな毎日送りたいよ。
『咲弥!いいデートできたか?』
『当たり前!』
そう言ってくれて、私嬉しい。
だってとっても楽しかったもん。
夢のような時間だった。