意地悪な君が好き
「お帰り!」
「ただいま」
あれから4人でご飯食べに行き、今は家。
自分の部屋に上がろうと階段を上がった瞬間。
「美紅、ごめんなさいね。
転校なんて急に…」
そうだよ。
お母さん。
でもね?
「決まった事なら仕方ないよ」
うん。
もう決まった事だから。
これも私の学ぶ1つなんだから。
私はその言葉を言い残し、自分の部屋に向かった。
「な~んにもない」
ひんやりした床。
寂しそうにしてる壁。
ここにベッドがあって、あっちに机があって…
「寂しいよ…」