意地悪な君が好き
おまけ
あれから1年私は小さな命を預かっている。
お腹の中には小さな小さな赤ちゃんがいる。
女の子みたい──
産婦人科で、「女の子ですね」って。
『赤ちゃん、美紅に似たらスゲー可愛いな』
咲弥は私のお腹を撫でながら言った。
ずっと心配して一緒に居てくれてる。
料理も咲弥が作ってくれる。
家事は全部俺がやるって聞かなくて…
「咲弥に似たらちょっぴり意地悪かもね?」
『そうかもな?』
2人顔を見合わせて笑った。
『美紅』
「咲弥」
そっと目を閉じ唇を合わせて、甘い甘いキスをした──
おまけ E N D