意地悪な君が好き
『さ~く~や!何してんだ?』



この声は秦しかいねぇな。


『お前部活は?』


まだ部活時間なはず。

でも秦が部活をさぼるなんて考えられないし。

こいつは部活一筋だしな☆



『今日は早めに終わったんだ♪』


そんな事だと思った。


『ってかなんでここにいるんだ?』


秦は、ん?とした顔で俺の隣に座った。



『咲弥が見えたからしかないじゃん?』


そう言う事が!

確かにこの席は外からでも見えなくはない位置だからな。



『あっ、俺は折原秦!よろしくね?
えーと…確か空乃…』



「美紅です。」


秦は人付き合いが上手いからな。


そこが憧れる。



『ごめんごめん。同じクラスだし仲良くしようね?』


秦は笑顔で美紅にそう言った。


「はい」


『あっ、敬語はやめよ?
俺は秦でいいから』


「うん」



仲良くなったみたいだな?


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