意地悪な君が好き
みんな速すぎるよぉ…


あっという間に私の番が来た。


バトンを貰い、すぐに左手に持ちかえ、走る。


けっこう足には自信あるんだよね!


リレーは好きだから。


風が吹く中を一気に駆け抜けて、次の人にバトンを渡した。



「はぁ~疲れた」


一度大きく深呼吸した。


次は彩芽の番だ!


彩芽は細い足でどんどん前に進んで、すぐに次の人にバトンが回った。



次の次でアンカーだ…


そして、ついにアンカーの手にバトンが渡った。



って、アンカー、葵だったの!?



前の人をすかさず一気に抜いて、ぶっちぎりの1位でゴール!!



「すご!!」


足速いとは思ってたけど、予想以上に速かった。





そして、全課目の競技が終わり、着替えて教室に戻った。


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