意地悪な君が好き
もたれてた積み重なってる複数の段ボールが!!



『危ね!!』



咲弥が私を押した。

その瞬間、すごい勢いで複数の重たい段ボールが咲弥の上に落ちた。



『痛っ!!』



嘘…────。

私は忙しいで咲弥の所に行き、段ボールをどかした。


重!!

かなり重たいじゃん!



「ごめん…」


『いいよ。
それにしても、やべぇな…
早く片付けないとな?』



そう言って立とうとした瞬間!



『痛っ』


「どうしたの?」


『立てない…』



へ?

うそ─────。

私のせいだ──!!

私があの時段ボールなんかにもたれたから…





『ははっ、なーんてな☆
ビビった?』


笑いながら、スッと立つ咲弥…─。



「もう!!本当かと思ったじゃん…」



おもいっきり咲弥の背中をバシッと叩いた。



『いってぇ!!』



その瞬間、バッチリお互いに目があってしまった。



「あはは」


『ふっ』



この静かな笑い方、すごい好きだな…。


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