意地悪な君が好き
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もう外は真っ暗…

時計は7時を指している。

門限は8時だからまだ間に合うけど…



『そろそろ帰んぞ?』



LASTの段ボール整理が終わって鞄をもった咲弥。



「うん」


『暗いから送る』


「いいの?」



咲弥にとっては当回りなのに…



『まっ、お前みたいな女は誰も襲わねぇけどな!』



そう言ってニヤリと笑った。

はぁ…、優しいなって思ったのに。



『でも、1人じゃ心配だしな!』


「じゃあ…よろしくお願いします」



なぜ敬語!?

そんな事気にしなくていいか!



それにしても、どうして急に優しくなってるんだろ?


気分とは言ってたけど…


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