意地悪な君が好き
─1時間目─


昨日言っていた学園祭の出し物を決める時間がきました!


学級委員が前で決めるみたいだから、黒板の前に立った。



ここからだとみんながよく見えるんだなぁ…



痛!!



(ちゃんとしろ)



教卓の下で咲弥の足が私の足を軽く蹴った。



(わかったよ~)



「えーと、何かやりたい物ある人いますか?」



さっ!決ました!

おきまりのシーン…──



『学級委員が決めれば?』


「その方が早くない?」


「だよね!誰も文句言わないと思うし…」



ちらほら、こう言う声が聞こえてきた。



(どうする?)


(俺らで決めるか?)


(うん)



『先生も学級委員が決めた物で良いと思うが…』



腕を組んで答えた雄妥先生…



『では、学級委員で決めますがいいですか?』



咲弥の言葉にみんなこくりと頷く。



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