意地悪な君が好き
なんか、久しぶりに買い物する♪
だっていつもお姉ちゃんが買い物してくれるから。
あ、私には、2歳上のお姉ちゃんがいる。
優しくて、料理上手くて、スポーツ万能…─。
しかも彼氏持ち!!
実は憧れてる…
「あ、これ、グラニュー糖!!」
私は一番安いのを手に取り、カゴに入れた。
あとは…、生クリームだけ。
苺もキウイも一番最初に見つけてカゴに入れたし…。
「確かこのへんにあったはず…」
『これ』
はい?って咲弥!!
生クリームを持ってる咲弥。
『やっぱ生クリームにはてこずってたな』
笑いながら言う咲弥──
「ってか生クリーム何処にあったの?」
『一番はし』
咲弥の指先には端に、小さなプレートで生クリームと書いてあった。
『レジ行くぞ?』
そう言って私のカゴを手に取り、レジに持って行った。
「2535円です」
それを聞き、さらっとお金を払い、お釣をもらった咲弥。
って私またお金払ってないじゃん!!
「ごめんね、お金『いいって。俺から持ち出した話しだし』
カゴの材料をビニール袋に入れていく咲弥。
やっぱり…─
優しいね…☆