意地悪な君が好き

なんか、久しぶりに買い物する♪


だっていつもお姉ちゃんが買い物してくれるから。


あ、私には、2歳上のお姉ちゃんがいる。

優しくて、料理上手くて、スポーツ万能…─。


しかも彼氏持ち!!


実は憧れてる…



「あ、これ、グラニュー糖!!」



私は一番安いのを手に取り、カゴに入れた。


あとは…、生クリームだけ。


苺もキウイも一番最初に見つけてカゴに入れたし…。



「確かこのへんにあったはず…」


『これ』



はい?って咲弥!!



生クリームを持ってる咲弥。



『やっぱ生クリームにはてこずってたな』



笑いながら言う咲弥──



「ってか生クリーム何処にあったの?」


『一番はし』



咲弥の指先には端に、小さなプレートで生クリームと書いてあった。



『レジ行くぞ?』



そう言って私のカゴを手に取り、レジに持って行った。



「2535円です」



それを聞き、さらっとお金を払い、お釣をもらった咲弥。



って私またお金払ってないじゃん!!



「ごめんね、お金『いいって。俺から持ち出した話しだし』



カゴの材料をビニール袋に入れていく咲弥。



やっぱり…─



優しいね…☆



< 64 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop