意地悪な君が好き
そして気が付けば、明後日が学園祭になっていた。


私は注文を聞き、運ぶ役になっている。


まぁ、その前日までに、みんな各自決めた、お菓子を沢山作ってくると決めた。


もちろん私はロールケーキを作る。



そして今日は、家で作ってきたロールケーキをラッピングして持ってきた…。

学園祭までに咲弥に味見してほしくて。

そして、帰る前に屋上に行く私と咲弥。



ドアを開けると、少し冷たい風が髪を透き通っていく──



「これ、作ったの!
味見してほしくて…」



屋上のベンチに座り、昨日ラッピングしたロールケーキを渡した。


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