意地悪な君が好き

《♪~♪~♭~♯》



突然私のブレザーポケットから携帯が鳴った。

この音はメールの音。

でも、いったい誰だろう?

携帯を取出し、ディスプレイを見た。

そこには、葵 咲弥と言う文字が。



〈お菓子、ありがとな
月曜、お菓子持ってくな☆
ちゃんと味見しろよ?〉



「ふふっ」


「もしかして、咲弥くん?」



お姉ちゃんには恋愛相談をした事がある。

だから咲弥の名前も知ってる。

もちろんお姉ちゃんの彼氏の名前も知ってる。

よく喋ったりする。

かっこいいし、背も高く、美形だし、モテモテ!!

まぁ私は咲弥の方が断然好き。



「うん☆」



そう言いメールを作成する。

文字の間違いはないか確認をした。



〈いえいえ☆
じゃ、楽しみにしてるね('∀'●)




送信っと。

携帯をパタンと閉まった。



「美紅、告れば?」


「えぇぇ!!」



そんな、告白するなんて、無理ムリ!!

絶対ふられる…

そしたら私落ち込んで、何も出来ないよ~



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