意地悪な君が好き

雑誌を見ていたお姉ちゃんがオーブンをゆっくり開けた。


「綺麗に焼けてる☆」



マドレーヌの甘い香り大好き!

オーブンを開けた瞬間また部屋中に甘い香りが漂った。

オーブンに近づき、焼き具合を確認する。



「ほんとだ!」



そこには全て焦げてなく、綺麗なキツネ色に染まったマドレーヌが出来ていた。


「早く食べたい!!」


「はいはい、ちょっと待ちな?」



そう言ってお姉ちゃんはお皿にマドレーヌを2個のせてフォークを渡した。

さっそくテーブルに持って行き、一口食べてみた。




< 84 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop