意地悪な君が好き
あれから2日後、咲弥は退院し、学校へ戻ってきた。

咲弥が居ない間、ずっと寂しかった。

毎日お見舞いに行ってたのに、学校に行くといつも聞けるあの冷たい返事が聞けないから、ちょっとテンションが下がった。

でも今は私の隣にいるから安心。

私の事、どう思ってるんだろ?

毎日お見舞い行ってしつこいって思われてるかな?



『お前、前』


「へ?」



《ドン!!》



「す、すいません!!」


『それより足大丈夫?』



どうやら2歳くらい年上の男性にぶつかったみたい。



「大丈夫です」



それを聞くと男性は歩いて行った。



「痛!!」


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