イチバンボシ
「ヒカルくん?」

「ん?」




逃げられるかな、あたし達。


そう聞こうとして、やめた。


自分の弱みを外に出したくなくて。


ヒカルくんだって不安なはずなのに。


周りに不安を振り撒きたくなくて。




「横浜の海って、綺麗?」

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あたし達は船のとめてある所から、海に飛び込んだ。




「うっひゃー!気持ちいい!」

「最高!」

「…でも冷てぇ!!」
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