イチバンボシ
そしてその後、目を輝かせた。




「…綺麗だな。」




言葉は落ち着いていたけれど。


彼の眼の輝きは本物だった。


本当に綺麗なものを見つけた時の輝きだった。


いつも何にも興味がなさそうなヒカルくんの興味をそそれて、なんだか勝ったような、優越感を感じた。





「…持って帰れば?」

「あっそうだねー。どこに飾ろうかな。テントじゃ飾るとこないか…」





テントの中にこんなに綺麗な貝。


変なの。
夜眠れなさそうだな、と思った。
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