イチバンボシ
「やばい…かな。」

「しらねぇ。とにかく。今日はここに泊まるぞ。」

「あぁ。」




タクミが一番に置くに進んでいく。


足音を立てないように。


できるだけ見られないように。


俺は一番最後を歩こうと思って、ノアとユメが歩き始めるのを待った。


ユメは、お寺をぼーっと見て、動こうとしない。




「ユメ?」




声をかけると、ハッとした顔になって、ノアの後を急いで歩き始めた。


どうかしたのかな。
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